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特定健康診査・特定保健指導

 40歳から74歳の組合員及び被扶養者(実施年度内に75歳に到達する組合員及び被扶養者も含む)を対象に、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した生活習慣病予防を目的に、特定健康診査・特定保健指導を実施しています。

特定健康診査

【特定健康診査項目一覧】
<必須項目>
質問票(服薬歴、喫煙歴等)   身体計測(身長、体重、体脂肪、腹囲)
理学的検査(身体診察)     血圧測定
血液検査 脂質検査(中性脂肪、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール)
      血糖検査(空腹時血糖、随時血糖、ヘモグロビンA1c)
      肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)

検尿(尿糖、尿蛋白)
<医師の判断に基づき選択的に実施する項目>
心電図検査、眼底検査、貧血検査(赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値)、血清クレアチニン及びeGFR
受診方法
次のいずれか一つを受診することで、特定健康診査を受診したこととなります。
組合員 ① 労働安全衛生法に基づいて所属所が実施している定期健康診断
② 共済組合が助成を行っている検査機関での人間ドック
被扶養者
及び
任意継続
組合員
① 共済組合が助成を行っている検査機関での人間ドック(被扶養配偶者のみ)
② 居住地の市町村が行う住民健診
③ 医療機関での個別健診 → 実施機関一覧はこちら
④ パート等勤務先が実施する健康診断(検査結果のコピーを共済組合へ提出してください。)
※②住民健診・③個別健診の場合は、共済組合が発行する「特定健康診査受診券(セット券)」及び「被扶養者証(任意継続組合員証)」の提示が必要となります。
●「特定健康診査受診券(セット券)」について
 4月1日現在において資格がある被扶養者及び任意継続組合員に、毎年5月下旬に自宅へ送付しています。
  • 住民健診・個別健診の予約をする場合は、6月以降の日程でお願いします。
  • 4月1日に資格があっても4月2日以降に喪失した場合は、利用は資格を有するところまでとなります。
  • 4月2日以降に資格を取得した方は対象外となります。
  • 人間ドックの申込みをした被扶養配偶者及び任意継続組合員には、受診券を発行しておりません。
  • 受診券の有効期限は当組合の資格を喪失しない限り、年度末までとなります。

 特定健康診査の費用は無料(共済組合で負担)ですので、40歳になりましたら毎年必ず受診をお願いいたします。



特定保健指導

 特定健康診査の結果により、次の支援に該当した方は、医師・保健師・管理栄養士などの専門家により、個人に合わせた特定保健指導を受けることになります。

動機付け支援 ・・・初回面接で実行しやすい生活習慣改善のための計画を立て、3か月後に健康状態や生活習慣の確認が行われます。

積極的支援 ・・・初回面接でメタボリックシンドローム改善のための計画を立て、継続したサポートを専門家から受けながら健康づくりを行い、3か月後に健康状態や生活習慣の確認が行われます。

※ 通常面接は初回のみで、その後の支援は電話・手紙・メール等で行われます。

【特定保健指導の判定基準】
追加リスク 喫煙歴 対 象 者
①血糖 ②脂質 ③血圧 40~64歳 65~74歳
腹 囲  男性85cm以上
     女性90cm以上
(または内臓脂肪面積100cm2以上)
2つ以上該当 積極的支援 動機付け支援
1つ該当 あり
なし    
上記以外で
BMI25以上
3つ該当 積極的支援 動機付け支援
2つ該当 あり
なし    
1つ該当  

<追加リスク>

①血糖・・・空腹時血糖が100mg/dl以上またはヘモグロビンA1c(NGSP値)が5.6%以上

②脂質・・・中性脂肪が150mg/dl以上またはHDLコレステロールが40mg/dl未満

③血圧・・・最高血圧が130mmHg以上または最低血圧が85mmHg以上

※ 糖尿病・高血圧症・脂質異常症に係る薬を服用中の方は特定保健指導の対象にはなりません。
※ 65歳以上の方は、積極的支援の対象となった場合でも動機付け支援となります。

受診方法
①特定保健指導を行っている検査機関での人間ドック後に受診 人間ドック終了後に支援が始まります。
②共済組合が契約する検査機関での受診 検査機関に出向いて支援を受けていただきます。
③共済組合が委託する指導機関での受診 次のいずれかの方法で支援を受けていただきます。
「一括面接型」:所属所内の会場での個別面接
「個別訪問型」:対象者が希望する場所に指導員が訪問して面接

「ICT型面談」:対象者が所持しているスマートフォンまたはパソコン等を使用してテレビ電話で面接

②・③の場合は、所属所を通して「特定保健指導利用券」を発行します。

 特定保健指導の費用も無料(共済組合で負担)です。生活習慣改善のためにも、支援に該当したら必ず受診をお願いいたします。



特定健康診査等実施計画

 当組合では、実施計画を策定し次表のとおり特定健康診査及び特定保健指導を実施しておりますので、各目標値の達成に向けて、ご理解とご協力をお願いいたします。

(%)

  平成30年度
目標値
令和元年度
目標値
令和2年度
目標値
令和3年度
目標値
令和4年度
目標値
令和5年度
目標値
国の参酌標準
目標値
特定健康診査
受診率
85 86 88 89 90 91 90
特定保健指導
終了率
20 25 30 35 40 45 45

データヘルス計画

 データヘルス計画とは、平成25年6月に政府が閣議決定した「日本再興戦略」の中で重要施策として掲げられた「国民の健康寿命の延伸」を目指す新たな取組みの一つです。
 当組合では、レセプト・健診データを分析し、効果的な保健事業の実施のため「第1期データヘルス計画(平成27年度~平成29年度)」を策定し事業を実施してきました。
 「第2期データヘルス計画(平成30年度~令和5年度)」は、第1期計画の評価と改善、医療給付等の分析を行い事業の目的及び成果目標を掲げ策定しました。
 今後は、「第2期データヘルス計画」に基づき、疾病予防、重症化予防対策等の事業を実施してまいりますので、引続き皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。